2021年1月7日木曜日

intelとAMDのCPU売上高の比較

AMDが7nm世代のRyzenをリリースしてから,自作PC業界ではAMDのCPUシェアがintelに拮抗するまでに伸びたそうだが,PCベンダー向けも含んだ全体としてはどうなのかをCPUの売り上げを比較して調べてみた.
 
 下図は両社のCPU製品部門の売上高の推移である.ただし,AMDの方はGPUの方も含んでおり厳密な比較ではない.図を見るとintelの方がかなりの差をつけて売り上げが多いことがわかる.ただ,2919年1Qに9倍ほどあった差が2020年3Qには5倍程度まで縮まっており,AMDの好調さがうかがえる.
intelとAMDの一般向け製品(CPU・GPU)の営業利益の推移

 売上高の差が縮まったとしても,両社のCPUの価格差はこれを覆せるほど大きくはない.このことからPC向けCPUの市場シェア(単体,搭載PC合計)はCPU製品部門の売上高に比例すると推測でき,上図に基づけばintelがだいたい80-90パーセントを占めることとなる.なお,この数字はBCNの集計と大体同じなので大幅にずれてはいないと思われる.

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