AIF-10はM.2 NVMe専用(M.2 SATAは対応してない)のPCIe4.0x4変換カードで,1枚のPCIe4.0対応SSDを搭載できる.付属品としてSSD用ヒートシンク,固定用ブラケット,放熱シートがなどがある.
カードの表と裏は下の写真のようになっている.表面の上面には青色LEDが4個ついておりアクセス中に光る.消す方法はないらしい.基板には両面とも金メッキの格子状パターンがある.電気の導通を調べると表面塗装の下に銅箔の層が広がっており,SSDからの熱を基板全体に逃がして放熱する構造になっているようだ.
ヒートシンクは27x102mm,重さ22gのアルミ製で比較的大きい.
テスト用にPCIe4.0対応のWestern Digital SN850 500GBを取り付けた.放熱シートは表面に1.2mm,裏面に1.5mmを使用した.
カードをマザーボード(Z590-f Gaming WIFI)のx16スロット2に取り付けた.このマザーボードではCPU直結のx16レーンをx8(slot1)+x4(slot2)+x4(slot3)に分割できる.なお,BIOSでのPCIeのスピード設定がAUTOだとPCIe3.0として動作する場合があるので,念のため4.0に変更した方がいい.
アクセス時はLEDが下のように光る.
なお,付属のブラケットは通常より長すぎるようで,カードを水平に刺すと2.5mmの隙間が空いてしまった.
マザーボードをケースに入れずベンチ台に置いた状態で,CrystalDiscMark8.0.1でSSDのベンチマークを行った.また,CDMを連続実行することでSSDを5分間高負荷状態にし,そのときのSSDの温度(HWInfo読み)を記録した.
次に,Real設定での結果は以下となった.
さらに,負荷としてCDMでSE1MQ1T1を5分間連続実行たときのSSDの温度(HWInfo読み)は以下のようになった.室温26.5Cの環境では5分後でも60Cを下回っており,冷却は良好と思われる.ケース内ではこれよりも温度は高くなると思われるが,実際の使用では高負荷がかかり続けることはまずないので安定した運用ができるだろう.
まず,CDMのDefault設定での結果は以下となった.PCIe4.0対応SSDとして相応の性能が出ている.
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