2021年11月23日火曜日

クランプメーターでDC電流を測定したときの精度(日置3287)

  日置電機のクランプオンAC/DCハイテスタ3287でDC電流を測定し,測定精度を確認した.10Aくらいまでの小電流域では誤差が大きいのではないかと思っていたが,そうでもなかった.


日置電機 クランプオンAC/DCハイテスタ 3287

 このクランプメータはACとDC両方の電流(最大100A)を測定することができる.付属のリードを接続することで電圧や抵抗の測定も対応するので,これ一つあれば大体の作業をこなすことができる.



小電流域での測定誤差の検証

 直流電源装置HM310で設定した電流を基準として,1-8Aの小電流域における3287の精度を検証した.HM310自体の精度はこちらで行っており,それなりに良い結果となっている.


 なお上の写真は測定イメージで,実際はクランプの中心に電線が通るようにして測定した.

 結果は以下のようになった.3287の測定値はHM310の設定値に対して2.5パーセント以下の差異にとどまっており,小電流域においても精度の良い測定値を得られることが分かった.




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