ケースの構造と実際にSSDを搭載した時の速度など.
今回レビューするシリコンパワーBolt B75 Pro Enclosureは,アルミ製の筐体,USB3.2 Gen2接続(転送速度10Gbps)が特徴で,転送速度が規格上はSATA3(6Gbps)より速いため,SATA SSDを搭載した時のボトルネックになりにくい.
外観と中身
ケース本体.寸法は縦124mm横82mm厚さ12㎜.表側のSPの文字が少し安っぽい.塗装の品質は普通.
SATA-USB変換基板.コントローラ部にAS MediaのASM235CMが使われている.
USBケーブル.片側C(ケース側),片側A(PC側)で長さ300mmくらい.被覆は編み込み式で若干固い.個人的にはあと50mm長いと良かった.
SSDの搭載
今回はCrucialのSSD MX500 1TBを搭載した.搭載手順は,まずSSDに変換基板を取り付け,次にSSDを基板ごとゴムカバーで覆い,最後にケースの表裏で挟み込みねじで固定する流れになる.
MX500に基板とゴムカバーを取り付けた状態.
ケースを固定するためのねじ穴は樹脂製でねじが切られていない.付属のねじがタップねじなので,ねじを切りながら締めこんでいく.
ねじを締めこみすぎるとねじ穴がバカになってしまうため注意が必要となる.ある程度締めこんだら,ケースの表裏の間に隙間ができないか確認しながら増し締めするといい.
また,一度組み立てたケースを分解し再度組み立てなおすときはねじを軽く押しながら左に回し,少しクリック感を感じたところで右に回して締めると既存のねじ部をつぶしにくい.
完成した状態
ベンチマーク
ケースに搭載してUSB接続した時のMX500のCrystalDiskMarkスコアをSATA接続の時と比較した.
シーケンシャルではSATAと大差ないスコアとなったが,ランダムでは大きく劣る結果になった.ちなみに普通のUSBメモリ(SONY SUM16GQX)は以下のようなスコアで,圧倒的にSSDの方が速い.
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