検証にはASUS Z390-F GAMINGを使用します.商品ページに言及はありませんが,写真を見る限りこのマザーボードではASUS独自のSafeSlotという強化されたPCIeスロットが使用されているようです.
SafeSlotではスロット筐体を金属板で補強しているほか,マザーボード基盤との接合強度を高めるため通常の固定ピンに加えて大きな二股のピンも使用されています.
基板裏のスロットはんだ付け部分を見ると,半田が多いところが6か所あり,スロットが6点で固定されていることがわかります.
下のような装置で一番上のx16スロットに差し込んだ金属板を引っ張りました.
PCIeスロットに幅75mm,厚さ1.5mmの金属板を挿入
金属板はジャッキで引っ張る.引っ張る力はばね秤で調整
結果
スロットに差し込んだ金属板を10kgの力で下に引っ張ったとき,スロットは下の写真のように変形しました(現実的に10㎏も力がかかるはずはなく,あくまで壊す目的で力をかけました)
スロット筐体を基板から完全に外すことができました.
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