2019年12月8日日曜日

Z390マザーボードでM.2 SSD RAIDを構築(機器編)

 Z390などメインストリーム向けチップセットでも,マザーボード側でCPU直結のPCIe3.0を複数のx4に分割できれば,M.2 SSDでのRAID0におけるDMIのボトルネックを回避できる.今回は,ASUSのマザーボードZ390-F Gamingで,M.2 SSDを2枚使用したRAIDを構築していく.

 前回,Intel Core XのVROCとWindowsのストライプボリュームで,pcie3.0x4接続SSDのRAIDを構築して性能を検証をしてきたが,最もよく使う頻度が高いファイルコピーの操作では,VROCとストライプボリュームとでほとんど差がないこと,SSD枚数が3枚以上ではどちらも時間短縮効果がほとんどないことがわかった
 このため,Z390などでCPU直結のPCI3.0x4を2つ確保し,Windows上でストライプボリュームを作成できれば,高速性とコストを両立したRAIDを構築できると考えられる.


Z390チップセットでのPCIe分割

 Intelのメインストリーム向けチップセットZ390のブロック図は以下のようになっており,仕様上はCPU直結のPCIe3.0x16*1をx8*1とx4*2に分割できる.


※product brief intel Z390 chipsetより抜粋

 ただ,マザーボード側によってはこの分割に対応していない可能性もある.今回は取扱説明書に対応が明記されているASUSのZ390-f gamingを使用する.

HYPER M.2 X16 CARD V2

 これまで,SSD増設カードをAsrock Ultra Quad M.2 Cardを使用していたが,マザーボードに合わせてASUS HYPER M.2 X16 CARD V2に変更した.構造を比較すると,全長はASUSの方が40mmほど短く,PCIeスロットの延長線上にSATAコネクタなどがあっても邪魔にならない.ヒートシンクを兼ねるカバー部分はASUSの方が重量があり質感もよい.ただ,ファンコントロールはON-OFFしかなく,Asrockのように回転数調整はできない.しかもうるさい.


ASUS HYPER M.2X16Card M2
Asrock Ultra Quad M.2 Card
  
ASUS HYPER M.2X16Card M2

Asrock Ultra Quad M.2 Card

ASUS HYPER M.2X16Card M2

Asrock Ultra Quad M.2 Card


ASUS HYPER M.2X16Card M2

Asrock Ultra Quad M.2 Card

M.2 SSD

 M.2 SSDにはWDのWD BLACK SN750 1TBを2枚使用して合計2TBとする.1枚のときのCMDは以下の通り.intel 760pの512GBに比べて特にシーケンシャルライトが優れている.




次回はこれらの機器でRAIDを構築していく.


 






1 件のコメント:

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