前回,Z390マザー+SSD増設カード+OSによるストライプボリュームの組み合わせでM.2 SSDx2(WD SN750 1TB)のRAID0環境を構築した.今回は構築したRAIDのベンチマークを取った.
Crystal Disk Mark(CMD)の結果
CMDによるRAIDボリュームのベンチマークは以下の通り.シーケンシャルアクセスの速度は単体に対してReadが1.87倍,Writeが1.62倍となった.Writeが思ったより伸びない.また,ランダムが単体に対して少し低くなっているが,VROCのときもそうだったのでそういうものなのでしょう.
SSDx2+ストライプボリュームによるRAID0のスコア
SSD単体のスコア
ファイルのコピー時間の計測結果
単一ファイルを用いて,RAID0とSSD単体におけるコピー時間(ReadとWrite)を計測した.
Readではコピー元をRAID0または単体,コピー先をRAMディスクとした.RAMディスクのCDMは以下の通りでコピー先の性能がボトルネックにはならない.ただし,RAM容量が32GBなのでコピーするファイルのサイズは20GBとした.
Writeではコピー元をIntel760p512GB,コピー先をRAID0または単体とし,コピーするファイルのサイズは40GBとした.760pのシーケンシャルリードは約3.2GB/sだが,VROCのRAID0x4でもWriteは1.6GB/sくらいだったので今回のRAID0x2で問題になることはないだろう.
計測結果は以下のようになり,平均転送速度はReadで2.8~3.1GB/s,Writeで1.5~1.9GB/sになった.VROCのときも最大でこの位の値だったので,PCIe3.0接続SSDの実用的な転送速度はRAIDを組んだとしても2GB/s前後が限界なのかもしれない.
転送速度の時間推移
コピー先がRAID0および単体の場合の転送速度は以下のように推移した.
0 件のコメント:
コメントを投稿