2021年10月4日月曜日

CPUを切断して断面を観察する

 Intel Core i7 9700Kを切断して断面が見えるようにした.また,各部寸法を測りTIMの厚さを調べた.

 切断には金属用のこぎりを使うため,切りにくいCPUダイを避けて切断した.



 以下がCPUの切断部の断面で,上からヒートスプレッダ,TIM(黄色と銀色),CPUダイ(乳白色),PCB基板,裏面実装部品となっている.ヒートスプレッダは意外と厚かった.なお,TIMは,この世代はソルダリングとなっている.


  各部の厚さは以下の図のようになった.なお,CPUダイの厚さはder8auer氏の動画の値を参照し,それ以外はノギス(最小目盛0.05mm)で測定している.


 これらの寸法から,TIM部の厚さは0.18mmであることが分かった.ただし,小数点下2桁の数字は確かではない.


 また,ヒートスプレッダをPCB基板からはがしたところ,CPUダイがヒートスプレッダにくっついたまま取れてしまった.ダイ上の配線パターンがよく見えたのでついでに写真を撮っておく.ダイは大きく9個の区間に分かれており,写真最上部がGPUコア,下の8個の区間がCPUコアとなる.








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