落ち着いたデザインのクリエイティブ用途向けGPU.
今回購入したProArt GeForce RTX 4070 OC(PROART-RTX4070-O12G)はASUSのクリエイティブ用途向けのブランドProArtに属する製品で,発売日が2023年11月と比較的新しい製品である.購入時の価格は109000円で,同社のROGとTUFブランドの中間くらいの価格だった.他メーカでは8万円台の製品もあるので,4070としては割高となっている.
外観
・寸法は300x120x50mm,2.5スロット.長さはTUF Gaming4070と同じくらいだが,それ以外は10mm以上短い.
・クリエイティブ用途向けとあって,装飾用のLEDはない.
・クーラーのヒートシンクは黒で塗装されている.
・外装とバックプレートは金属製.バックプレートと基板の間にはサーマルパッドがないため,バックプレートの冷却への寄与は少ないと思われる.
・重量は約952g.
・冷却ファン動作切替スイッチ.Performance Modeは冷却重視.Quiet ModeはGPU温度の上昇を許容してファン回転数を下げる動作をする.
・電源コネクタは8ピン.今後発売される4070SuperはTGPがあがるため12VHPWRとなるらしい.個人的には12VHPWRの安全性や扱いやすさに不安があるので,AMDやIntelから採用GPUがでてくるまでは8ピン製品を使い続けようと思う.
冷却性能
RTX4070自体の性能についてはすでに多くのベンチマークがされているので,ProArt RTX4070 OCの冷却性能のみ検証する.
条件は以下の通り
・設置環境:オープンフレームのベンチ台上
・周囲温度:20C
・GPUの冷却モード:Performance Mode
・負荷:FF15ベンチマーク(WQHD, 高品質)
・温度・電力モニタリング:HWiNFO
まずベンチマーク時の消費電力について.ベンチマーク中,消費電力(GPU Power)は190-200Wを推移した.RTX4070のTGPは200Wなので,ほぼ100パーセントの負荷がかかっている.
ベンチマーク中のGPU温度は以下のように推移した.周囲温度20Cにおいて,GPU温度は最高59.3C,メモリ温度は最高68C,ホットスポット温度は70.6Cとなった.
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